— 衣服についての沖縄ならではのアイディアですね。
- やよい
- 「今こそ、先人たちの知恵を学び、これからの子供たちのためにも50年、100年先を見据え、うちなーんちゅとして産まれてきた誇りを持って沖縄を守っていくべきだと思います。また、本土の方々で沖縄のために一生懸命力を注いでいただいている方からすると、沖縄の現状に歯痒い思いをされているのではないかと思います。
私たち二人はお笑いの仕事をしていて『なんで大和にいかないね?大和で本土の人と対等に肩を並べながら仕事したらいいのでは?』と言われることがあります。ですが、私たちは沖縄という独特な地域で仕事をすることは、本土と違った面白さがあると考えています。違うからこそ、面白いのではないかと思いますよ。
旅行も同じではないでしょうか。私たちも沖縄にないものを楽しみたいために旅行しますし。実は沖縄のビーチはどこも同じ形なんです。確かに整備されたビーチは安全かもしれませんが、形まで同じだと残念な気持ちになりますね。」
— そうですね。サービスにおいても同じことが言えると思います。企業の利益優先ではなく、お客様に喜んで頂けことを考えていかなくてはならないと思います。
- やよい
- 「こういったお話をしていても『言ったことろでどうなるの』と思う方も多いとは思いますが、逆にどんどん声を出して意義を唱えていけると良いですね。」
— そうですね。
- 泉
- 「先ほどやよいが言ったように、沖縄のことが好きで沖縄で頑張っている本土の方々はうちなーんちゅをみて本当に歯痒いと思ってらっしゃると思います。
本土出身の私の友人は沖縄のことを考え、沖縄のためにいろいろと頑張っているのですが、以前聞いた『沖縄のことを考えてどれだけ頑張っても、私はうちなーんちゅになれないんだよね、結局・・・』という言葉にとても重みを感じています。地元民の私が誇りを持って『島国』って言えるように、またこれからも古き良き沖縄を残していけるように、うちなーんちゅみんなで頑張っていきたいですね。」
- やよい
- 「沖縄のことを話してきましたが、各地域、各都道府県、各国、世界中の全ての人々が『なぜここに産まれてきたのか』ということを見つめて、自分の産まれた地域や自分たちのことを一生懸命考えてほしいと思います。
極端な話ですがそれぞれが自分の地元を思い、守っていきたいと思えば、争いが起きそうになったとき、話し合いで解決策を見出し、平和につながっていくのではないでしょうか。
誰も、愛する地元に争いごとや武器や基地など、恐ろしいものを置きたくないですよね。そういった平和のあり方を沖縄から発信していけたら50年、100年後には地球からすべての基地と武器がなくなるかもしれないですね。
恒久平和を願う沖縄の姿を見て、世界中の人々が自分の地元でも頑張ってみようと思えるくらいの影響を与えられるようになれば恒久平和が広がっていくのではないでしょうか。そして、恒久平和のある地域や国には文化も栄え、私たちのようなお笑いの人間が生きていける(笑)私たちが生きていられるというのは、本当に平和ですよね。」
- やよい
- 「私たちが沖縄を意識して仕事をしていくなかで、多くの方に沖縄らしさを伝えていくことができれば、とてもいい環境や空気が流れていくと思います。また、子供たちにもいい環境づくりができるのではないでしょうか。」